初めてのネットワークオーディオプレーヤー 基礎知識
前述は自作スピーカースピーカー自作初心者のためのFostex 10cm バックロードホーン版で、箱・ユニットの組み合わせによって異なる音質を表現しましたが、今回は最高音質で音楽を流すためのプレーヤーを決めるため、機器の選定と知識をまとめます。
既にプリ/パワーアンプ、SACDが再生可能なプレーヤーを所有しているユーザは多いと思います。高音質で再生できる一式を持っていても、PCに保管している音楽データの再生、PC付属のスピーカーでの再生となってしまって、音質が非常によろしくない。
(悔しいのでPCにサウンドカードを取り付けてデジタル(同軸)で入力しているが、音質がサウンドカードスペックになってしまう)
極力、CDよりも高音質のハイレゾ(ハイレゾリューション)音源をそのまま劣化させずに出力させたいため、ネットワークオーディオプレーヤーの導入を検討しました。
ハイレゾ音源って?
簡単にいえば、CDのサンプリング周波数/ビット値(44.1kHz/16bit)よりも高い音楽データの総称です。要はSACDもハイレゾ分類なのです。
ここでは数値としてわかりやすいビットレートを以下テーブルにまとめます。(圧縮有無や圧縮形式(コーデック)などは省きます)
- サンプリング周波数とビットレート
サンプリング周波数 | ビット値 | ビットレート(kbps/1ch) | 備考 |
---|---|---|---|
44.1kHz(44,100Hz) | 16bit | 705.6kbps | CD音質(無圧縮) |
88.2kHz(88.200Hz) | 24bit | 2,116.8kbps | |
96kHz(96,000Hz) | 24bit | 2,304kbps | |
192kHz(192,000Hz) | 24bit | 4,608kbps | 最高音質 |
※ハイレゾ音源のビット値は24bit固定です。
サンプリング周波数が大きいと再生可能帯域が広くなり、また、ビット値が大きいと1周波数に対する処理が増えるため、より高音質が楽しめます。
高ビットレートを再生できる機器
Hi-Fi機器を販売している某店舗で、marantz NA-11S1-N(ゴールド) USB-DAC/ネットワークオーディオプレーヤー マランツ NA11S1 を経由したハイレゾ音源(96kHz)を聴き、透き通る高音とリアル(臨場)感が伝わる音質を実感しました。 (たまたまスピーカ特性と曲がマッチしていた可能性もありますが...)
しかし、私には高価すぎるので、以下2機器をおすすめしたいと思います。
マランツ ネットワークオーディオプレーヤー (シルバーゴールド)marantz NA7004-N
- 出版社/メーカー: marantz マランツ
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- 出版社/メーカー: オンキヨー
- メディア: エレクトロニクス
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※詳細はメーカページをご参照ください。
重要なところは、PCとUSB接続する際、NA7004-NはPC入力対応しているがT-4070は未対応のため音声入力が不可とのことです。
ハイレゾ音源はe-onkyoで購入出来ますね。