Mac OSX上でWindowsを動かす仮想化ソフト
Mac OSX が一般的に知られるようになったので不便することが減ってきていますが、一部のWebサイトでは 「Internet Explorer(IE)のみ対応」がまだ存在します。(要は Windows で開いてということ)
また、「Mac に乗り換えたが、Windows 用のソフトを使いたい」と思う人もいるでしょう。
Mac 上で Windows が動けば問題ないが、Boot Camp(Mac OSX デフォルトアプリ)だと、Mac と WIndows を自由に行き来できません。再起動して Mac のBoot画面で切り替えないと行けないので不便ですよね。
Mac OSX を起動し、Mac 上で仮想化した Windows を立ち上げたい場合、以下のソフトがあります。
- VMware Fusion 5 (有料)
- Parallels Desktop 8 for Mac (有料)
- Oracle VM VirtualBox (無料)
製品版ということもあり、Fusion 5 や Parallels Desktop 8 は、Mac と Windows 間でのファイル移動が容易だったりしますが、あくまで「有料」なのでできて当然です。
ここで紹介するソフトは、無料で今すぐ導入できる VirtualBox です。
無料ソフトということもあり各位自己責任でお願いしますが、IE が必要なときや Windows 版の Office を動かす程度(処理スペックが必要にならないソフト)であれば、入れておいてもいいでしょう。
※ 業務で使用されるなら製品版をオススメします。あくまで個人利用のオープンソースですので。
仮想マシンの構築は以下ステップで行います。
- VirtualBox のDL(https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads)、Install
- 仮想マシンのベース(OS、Memory Size、Disk)を設定
- 初期起動して、Windows インストールDisk 読み込む
- Windows 起動後、VirtualBox の Guest Addition を入れて「マウス統合」を有効
マウス統合をすることで、Mac と Windows 間の行き来がクリック1つなので楽になります(設定しないと、マウスを都度マウント・アンマウントの必要があります)
※ 他サイトでインストール方法などがありますので、本ブログでは割愛させて頂きます。
注意事項ですが、仮想の Windows に割り当てるグラフィックメモリサイズを大きくしても Windows の Aero 機能が有効になりません。
また、高グラフィック処理が必要なソフトは、VirtualBox は得意でないように感じるので、グラフィック処理が得意な Parallels Desktop 8 を推奨します。
お手軽に Mac と Windows 間でデータ移動ができませんが、VirtualBox では「ファイル共有」ができますので、Mac 上で指定した特定のフォルダを指定してマウントさせ、Windows で「ネットワーク」から VBOXSRV よりやりとりできます。
VirtualBox で新機能が追加されたらまた紹介したいと思います。
今回紹介したソフトウェア